右にならうは日本の伝統?!
今、結婚式はオリジナルウェディングがとても人気です。ここで改めて語句説明ですが、オリジナルウェディングとは、オリジナル(自分たちだけの・あなただけの)なウェディングのこと。
自分たちだけのウェディング?そんなの当たり前でしょ! と思うかもしれませんが、それが当たり前ではないのです。少し前まで日本では、特にホテルウェディングにおいて「ところてん」のように型にはまった「紋切り型」(どこを切っても同じ顔をみせる金太郎あめのようにみんな同じ内容という意味)のウェディングでした。
しかし、実はこの「紋切り型」ウェディング、今もあちこちの式場でおこなわれている、日本のウェディングの特徴なのです。
両者の違いと見分け方
みんなの一緒の「紋切り型」ウェディングを希望する方は問題ないのですが(笑)、「自分たちは絶対に、自分たちらしい1日にしたい! オリジナルウェディングがいい!」と思われるのなら、ぜひ知っておいてほしい両者の違いや見分け方。それをこれからお伝えしようと思います。
「オリジナルウェディングができます」と謳う式場でも、安心は禁物です。申し込んでみたものの、実際は所属のウェディングプランナーに力量がなく「紋切り型」になってしまうところがとてもとても多いからです。
「紋切り型」ウェディング作りの分かりやすい特徴は、当日の進行を組む時に、時間を追って順番にヒアリングしていくというものです。「初めに入場ですが…」「次に乾杯は…」「スピーチされる方はいますか?」「映像を上映されたいですか?」などなど、まるで警察の尋問のように(笑)時系列に進む打合せになっている場合は「紋切り型」になります。
一方「オリジナルウェディング」では、当日をどんな1日にしたいか、何を目的に結婚式を実施するか、二人が大切にしていることやこれまでの人生のキーとなるアイテムや事柄など、一見パーティの進行には関係が無いと思うようなことを最初に聞いていきます。様々なことをヒアリングする中で、二人が持っている世界観や空気感、想いのベクトルの向きや空間のカラーなどを掴んでいきます。そうやって、どんな1日にしたいかを頭だけでなく肌感覚的にも掴んでいないと進行内容を決めることができないので、そうせざるを得ないのです。
「オリジナルウェディング」ではそういったヒアリングの後、具体的な進行プログラムに落とし込んでいきますが、その時も決して時系列に最初(入場)からというのではなく、パーティの山場となるいくつかの具体的な演出をベストな時間にはめ込んでいく流れになることが多いです。想いのこもった各シーンを、どの順番で進行にはめ込むと最大の効果があるか、ゲストに一番伝わるか。食事との兼ね合いもとても重要です。まるでジグソーパズルのピースを埋めていくように、二人の絵という、その二人だけのウェディングを完成させていく。これが「オリジナルウェディング」なのです。
想いを起点にする
両者の差、いかがでしょうか。イメージを掴んでいただけていれば嬉しいです。ただひとつ勘違いしてほしくないのは、安易に人と違った奇抜なことをたくさんすることが良いというのではない点です。同じスピーチというシーンひとつをとってみても、ただただ進行として【誰でもいい誰か】に話してもらう目的のスピーチなのか、二人の結婚式に対する意図のもとに【この方に】依頼するスピーチなのかで「オリジナルウェディング」かそうでないかが分かれます。
間違いなく言えるのは、二人の想いを掘り下げる作り方をするウェディングだと、本当に様々なその方だけの演出が考え出せることです。二人の想いが起点となることで、いくらでも世の中にないアイディアが湧いてきます。当日のゲストの表情を思い浮かべながら、楽しく打合せが進んでいくのがオリジナルウェディングなのです。
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◇photo by martha stewart
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