Hさん＆Yさんのオリジナルウェディング事例 1/2

2017/11/24

ご新郎からの１本の電話がはじまりでした

ある日の夕方ウェディングオフィスに１本の電話がかかってきました。低くて凄みのあるの太い声に、一瞬おどろきつつも話しを聞くと、声のヌシはどうやら結婚が決まったばかりの新郎のようです。あとで分かったことですが会社を経営されている48歳のご新郎でした。声の凄みにひるみつつも実際にお会いしてみると、冗談好きの頼れる親分肌・兄貴分のような、飾らない優しい方でした。良かった笑

結婚式・披露パーティを終えても、新郎新婦のお二人とはご縁がつながっていて、結婚式後も何度もお会いしています。そうこうするうちにお子さんも生まれ、ますます楽しくにぎやかな近況を見るたびに嬉しくなる今のワタシです。お子さんが誕生された後にご新婦からいただいたお手紙には次のような文章がつづられていました。

「こんちには、お元気にお過ごしですか？お披露目パーティ以来になりますが、お仕事やプライベート、充実した毎日をお過ごしですか？ H(新郎)から時々、お話を伺いますよ。結婚披露宴が終わった今も、こうしてつながっていると思うととても嬉しいです♡ お忙しいかとは思いますが、先のばしになってしまっている“お食事会” 今度皆で行きましょうネ♪ またお会いできる日を楽しみにしています！」

今回はこの、HさんとYさんのウェディングの「メイキングストーリー」をご紹介しますね。

ウェディングコアテーマ	意味のある時間を大切な人たちと過ごす
ウェディングサブテーマ	みんなでつくるウェディング　全員集合！
シンボリックデコレーション	さくら
オリジナルコンテンツ	ゲスト全員60秒スピーチ、さくらクラッカーでの全員集合写真ゲストの似顔絵を全員にプレゼント、オリジナルメニュー、芸能人参加世界コンテスト入賞パティシエによるウェディングケーキ
会場・人数	レストラン・35名様
プロデュース	Producer: Ayano Ito　Art & Flower Director: Kayoko Watanabe　Photo: お持込

会場はご自分の経営されているダイニングレストラン！

最初のお電話のあとご新郎とお会いし、お申込みの後で最初の打合せをおこないました。ご新郎は再婚で、一度ハイクラスホテルでの結婚式・披露宴を経験している方でしたが、実際に経験したからこそ、もうあんな風に高いお金をかけて仰々しいことはしたくない。意味のある時間を大切な人たちと過ごしてお披露目しご挨拶したい。そんな想いをお持ちでした。

会場は新郎が経営されているダイニングレストランでおこなうことになりました。
経営者であるご新郎にはお仕事でお世話になっている経営者もたくさんおられるので、その方をお招きしてみんな60秒ずつ（笑）話してもらいたい。顔が広いご新郎で、有名人にも知り合いがいるから出席してもらいたい。芸能人の知り合いからのビデオレターも届くので上映したい。ついでにレストランの敷地内のお庭もリニューアルしたい etc...。

一方、ご懐妊中だったご新婦は、両親に来てもらって見てもらいたい。あとはゆっくり過ごしたいというご希望でした。

ゲストと友人みんなでつくるお祝いの会

ご新郎のやりたいことと、その背景をお聞きし一番ベストな順番になるよう立体的に進行へとおとしていきました。ウェディングケーキもとにかく美味しいものがいいというお二人のご希望に応えて、パティシエの世界大会で入賞経験のあるパティシエ制作のケーキを持ち込みました。日頃はこのレストランのシェフとして腕を振るうスタッフは、実はフランス料理の腕を持っているということで、メニュー作りと当日の料理を担当。二人のウエルカムボードは、看板屋を営む経営者仲間に制作を依頼。さらに似顔絵が描ける芸人さんが新郎の知り合いにおられたので、当日は受付でゲスト全員の顔写真を撮影し、それを見ながら控室でもくもくと似顔絵カードを描いていただき、送賓のときに新郎新婦からゲストひとりひとりに手渡しました。

★016★Ｗボードチーム紹介の⑦.jpg

仲間を大切にして華やかなことが大好きな新郎と、本当に美しくて、でもとても気さくなご新婦。進行には複数のクラッカーを使って華やかさをプラスしたり、余興も体操選手芸人さんの技のパフォーマンスがあったり。冒頭の挙式の厳かな空気と披露パーティでの雰囲気にはメリハリを意識しながら、しっかりと作り込みました。

次回は、大まかな内容やコンセプトと会場が決まったHさんとYさんの、実際のウェディング演出やアイテムのご提案についてレポートします。お楽しみに♪