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ウェディング相談事例「親族と友人の二部制編」

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ゲストはどこまで呼ぶとよいか

結婚式に誰を招待するかという問題、悩ましいですよね。かつては「職場・友人・親族」の組合せが一般的でしたが、今は違います。終身雇用の時代は過ぎ去り、転職もめずらしくない今は、ゲストをどこまで呼ぶかということから考えなければなりません。

この問題、どのようにして決めればよいのでしょうか。その答えは「結婚を誰に報告したいか」「誰に見ていてほしいか」「これからの人生の中で大切にしていきたい人は誰か」などを考えると自然に見えてきます。

結婚式はこれまで過ごしてきた時間や自分自身を振り返り、まわりの人たちやこれからのことに対しても、意識的に想いをはせる、人生の中の「ピットイン」のような、とても貴重な機会なんです。




いいとこどりの二部制ウェディング

先日ご相談に来られた新郎新婦さまは、親族と友人と両方を呼び、それぞれが大満足してもらえるようにしっかりとおもてなしをされたいというご希望でした。一番簡単なのは呼びたいゲスト全員を一気に呼んで、一気にパーティをするというスタイルですが、親族と友人は「楽しい」「おもしろい」と感じるポイントに多少のズレがあり、年代も異なるため、どちらも楽しめる演出となるとある程度「間」を取ることになります。

そこで、「二部制スタイル」をご提案しました。これは親族だけを呼んでの一次会と、友人だけのウェディングパーティというように、1日に2回パーティを行うというものです。

ご新婦のご実家が岐阜県、ご新郎のご実家が関西、親族の一部が新潟ということもあり関東を選ばれたのですが、せっかく遠方から来てくださるのであれば、非日常な空間でひと味違った思い出を一緒に作ると楽しいよね、ということになり、電車を貸し切ってのウェディングを考えました。


*写真はイメージです。

船で東京湾をクルーズする船上ウェディングもご提案したのですが、船酔いの心配がどうしても拭えず(大型船なので実際の揺れはほとんど気にならないのですが)電車で車窓の景色がさまざまに変わる中で、おいしい食事をしながら親族だけのウェディングパーティができるのがいい!ということになりました。

その後で、場所を変えての友人たちとの会費制・立食パーティ。ドレスもガラリと変えて、まったく違うムードで行います。親族と友人で会を分けることにより、親族とのゆったりした交流も、友人たちとの思いっきりハチキレタ楽しい時間も、両方を実現することができるのです。



ウェディングは続くよ当日も、その後も、どこまでも♪

パーティを2回もやったらお金がかかるのでは、という心配をされる方もいるかと思いますが、ドレスは1着にして小物でアレンジできるものを選んだり、ウエルカムボードや会場のお花など兼用できるものはどんどん兼用する、省略できるペーパーアイテム類はどんどん省略するなどのアイデアで費用をグッと抑えることができます。

お金をかけるところとかけないところを考えてメリハリよく準備すれば、お金を大きくかけなくても、親族・友人ともに大満足してもらえるような1日が叶います。電車を貸し切ってのウェディング、素敵だと思いませんか?特別な思い出を親族の皆さまと共有すれば、その後もウェディング当日の思い出話の中で、何度でもその場が温かく再現されることになるのです。



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◇photo by martha stewart


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