前撮りを頼むときのポイントとは
今回は、前撮りについて事例をご報告します。前撮りというのは、結婚式や披露宴とは別の日に写真撮影のみをおこなうもので、当日よりも前に撮るため「前撮り」といわれています。(余談ですが、後日撮影の場合は「後撮り」といいます)
さてこの前撮り、いざ撮ろうとなると東京だけでもたくさんの取り扱い会社があり、内容も多種多様、さらには費用もピンキリで、よくよく説明を読まないと比較するのも難しい。。新郎新婦さまが困ってしまわれるものの一つになっています。
前撮りを頼むときに特に確認すべきポイントは、①カメラマンが十分に経験を積んだ「プロ」ブライダルカメラマンであること。②ヘアメイクが十分に経験を積んだ「プロ」ブライダルヘアメイクであること。③着付師が十分に経験を積んだ「プロ」ブライダル着付師であること。そして、④ある程度の数から衣裳が選べること(質よりもデザインがあることが前撮りでは重要です)。⑤全体を統括するスタッフとの相性がよくて何でも話せること。そのスタッフがふたりのために最大限、力を尽くしてくれる人間であること。ですね。
「特に」といっておきながら、項目がたくさんあってすみません。。でもこれらは最低限、ちゃんとチェックしないといけません。まとめると、全体を見るスタッフがふたりのために頑張ってくれる人で、かつ、関わるスタッフがそれぞれの分野で「ちゃんとプロ」であることが大切なのです。
「そんなの、あたりまえ」と思いますよね。でも、それが当り前じゃないこともあるのが前撮りの世界。
費用が安すぎる前撮りのプランだと、カメラマンがプロじゃないことが往々にしてあるんです。でもその事実は、もちろんふたりには告げられることはありません。こちらから聞かないと、わざわざ進んでは言ってくれません。安いばかりが良いとは限らない。でも高いからといって、それがいつも良心的であるとも限らない。それゆえ前撮りは信頼できるところに、上記①~⑤をちゃんと確認した上で頼む必要があるのです。
ふたりでよく行った上野公園で写真を残したい!
さて、おふたりは上野公園での和装撮影と、スタジオでのドレス&タキシードの撮影を希望されていました。なぜ上野公園なのかを伺うと、この公園はふたりでよく行った思い出の場所なのだそう♡ ただ、上野公園といってもかなり広く、撮影禁止のエリアもあります。散策するには良い場所でも、そこが写真映えするかは行ってみないと分かりません。それゆえまずは事前にロケハンをおこない、ふたりのご希望の場所をベースに写真映えを考慮しながら、撮影ポイントの計画を立てました。
撮影コアテーマ | 和装でロケーション撮影、洋装でスタジオ撮影! |
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撮影サブテーマ | 二人のデートの思い出が詰まった上野公園にて |
シンボリックアイテム | 新婦のおばあ様から譲り受けた帯 |
撮影場所 | 東京都・上野公園 |
プロデュース | Producer: Ayano Ito Hair & Makeup artist: Ishikawa(Maruyama Project) Photo: Cameo |
新婦のおばあ様から譲り受けた、大切な帯を身に着けての撮影をご希望でした。初夏の時期にふさわしい白ベースのさわやかな帯によく合う、白ベースの華やかな大振袖をご提案。とっても良くお似合いです!
撮影は7月下旬、外での和装撮影。聞くだけで汗が出てきそうなほど「暑そう」な時期です。汗をかくとお化粧が崩れてしまったり、熱中症など暑さで体調を崩す可能性もあります。和装ならなおさらです。気温が上がる前の午前中に撮影を終わらせるのはもちろんのこと、タクシー停車位置から撮影ポイントまであまり距離が離れていないようにして、外を歩く時間を最小限にしました。いっそのこと台車のようなものを手配して、おふたりを載せて押そうかとも考えました(笑)。結局しませんでしたが、それほど、良い写真を残すため、とにかく暑い思いをさせたくなかったのです。
午前中に撮影を終わらせる場合、早朝から支度をはじめることになります。当日は朝7時にお支度サロンを開け、7時30分にはおふたりにサロン入りしていただきました。わたしたちスタッフもサロンでお迎えさせていただき、Kさん&Mさんの撮影チームが始動!!
お支度がはじまると、撮影チームは上野公園に集結し、最終の撮影ポイント確認をおこないます。事前のロケハンと当日は異なることがあるので入念に。上野公園のような公共性の高い場所では、撮影はできても公園利用者の行動を妨げるようなことはできません。また撮影で使用する場合、一定時間、一定の面積を占有する関係で、公園には事前に申請を出し使用料を払う必要があります。
奇跡のような天候に!
撮影は終始和やかムード。カメラに緊張してしまうシャイなご新婦をリラックスさせようと、ご新郎、撮影中にご新婦にしか聞こえない音量で、なにやらぶつぶつ面白いことをつぶやいていて。。少しずつ柔らかな笑顔が戻ってきたご新婦。本当にお優しいご新郎です♪ 外でのロケーション撮影ではお天気が何よりも心配。雨が降っては撮影ができず、撮影予備日も1日しか押さえられません。晴れ過ぎても写真には良くなく暑くなるのも気になりましたが、なんと当日は、さわやかな風が吹き抜ける、この時期にしては本当に珍しい、あまり暑くない奇跡のような撮影日和となりました。きっと、おふたりの日頃のおこないですね!
お天気にも恵まれ良い写真がたくさん残せました♪ おふたり、これからもずっと、お幸せに!
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